この物語は木場公園バーベキュー広場を舞台にしたフィクションです。

私の名前は洋子。

クラスでも〇〇子ってつく名前は私だけ。

自分でもたまに、浮いてるかなって時もあるんだ。

今日は友達の吏南（りな）と光由（みゆ）で木場公園に来た。

去年も来たんだけど、今年は桜がまだ咲いていないみたい。。残念。

木場公園のバーベキュー広場は私たちの穴場なんだよね。

去年の桜はこんなカンジだよ。

広々として綺麗だし、自然に癒されるって。

今日のメニューは☆[平日限定]学生BBQセット☆

買い物とかしなくても、全部、公園で準備してくれるんだ。

去年は男子3人と来たんだけど、炭に火を着けるのが誰もできなくて。。

広場のスタッフさんに相談したらやってくれて、着け方も教えてくれた。

だから、今年は私たちだけでもバーベキュー、楽しめちゃうよ。

「ねえ吏南、バーベキューの煙が出るでしょう」

「うん」

「それって高く、高く空に舞い上がって天国まで届いてる感じしない？」

「だねぇ」

「で、神様もお肉が好きでさ。私、外で食べると神様とシェア出来てる気がするの」

「洋子の発想って、ホントいつもおもしろい。そういうの大事にした方がいいよ」

吏南は、私の話をいつも真剣に聞いてくれる。

だから一緒にいて楽だな。

去年、同じ話をしたらタカユキは「それな」ってだけ。

塩すぎてむかついた。

「ねぇ吏南、光由。私、来年も再来年も絶対3人でここでバーベキューしたい」

「賛成。その時は絶対、桜、見れるよね」

[平日限定]学生BBQセットがご注文できる

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