焚火クラブ2024 焚き火台人気投票☆第一位

焚火クラブ2024 焚き火台人気投票で人気を集めた焚き火台の深堀り紹介!
いよいよ第一位の紹介です。

しかし、今回はなんと全く同一の得票数で2台の焚き火台が首位になりました。
焚火クラブ終了間際の開催二日目に集計されるルール上、決選投票はできません。
したがって、今年は2台の焚き火台が王者になりました。

1台は2年連続! もう一台は初登場!
どちらも紹介しますが、まずは焚火クラブ初登場にして多くの投票者の支持を集めた焚き火台から紹介します。

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1953年創業、神奈川県の金属加工の総合メーカー 三陽製作所が昨年立ち上げたオリジナルブランド『UM』。
その最初のプロダクトが、2023年に圧倒的な支持を集めた前回王者にいきなり並びました。


UM(ユーエム)『FirePit』 製品公式HP

圧倒的な燃焼効率を誇るを"二次燃焼"系の焚き火台ですが、金属加工のプロならではの技術とノウハウで、この系統の弱点を克服しています。
また、使っていて楽しそうな点が多くの来場者様の心を射止めました♪
そもそも二次燃焼って何?という方は↓↓をご参照ください。
UM/二次燃焼解説ページ

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二次燃焼系の焚き火台は、その構造上やむを得ず収納性や操作する楽しさなどを犠牲にしがち。
しかし『FirePit』は壁面が8枚の脱着可能なパネルにする事によって、それらを犠牲にすることなく両立しました♪
状況に応じて一部のパネル付け外しすることで、暖かさに指向性を持たせることができます。

キャンプでは1.2枚だけ取り外して、自分の方向に。
向かい合ってのの2人キャンプでは、2方向に向けて。などなど。
また、単なる筒状の焚き火台では薪を上から放り込むだけのような運用になりがちですが、横から薪ストーブのように薪を操作する楽しさも持ち合わせています。

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もちろん分解できることで収納性もある程度確保!
利便性と"使う楽しさ"の両方を向上させています。

二次燃焼できる構造で分解できるようにすればいいだけでしょ?
と言われそうですが、二次燃焼は上述の通り非常に高い燃焼効率=高火力になります。
それゆえの圧倒的な暖かさと、無駄な煙を出さない事が大きなメリットですが、
「薄く・軽く」や「収納性や分解ギミック」などアレコレ盛り込もうとしても耐久性が深刻な問題になります。
故にどうしても一体成型や少数パーツでの構造になり、重量や携行性は犠牲に。
従来の筒状二次燃焼の焚き火台にとってそれは妥協ではなく、"暖かさに全振り"した結果でしょう。

しかし、焚き火台としての利便性を捨てずに両立させたのは、ブランド自体は新鋭ながら70年以上の歴史を誇る金属加工のプロだからこそ。
アウトドアブランド『UM』は2023年に設立されたばかりですが、早くも活躍に目が離せません!

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続いては、昨年に続き2年連続2冠の王者!
森の中ストア『SPIRALPIT/スパイラルピット』 製品公式HP

美しさとは罪、なのでしょうか?

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結果発表時のメーカー担当者(横山氏)によるスピーチ第一声は『ありがとうございます!でも、コレ欲しいですか!?』と、喜び半分困惑半分。
そして舞台裏では「来年は殿堂入りにして会場のオブジェにしましょう」と一言(笑)
焚き火台人気投票では1位焚き火台に投票した方に、抽選でその焚き火台をプレゼントしますが、どうやら製造が大変らしいです(^^;

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率直に言えば、たしかに「アウトドアギアとしての利便性」は今年の試焚火約90台の中でも下から数えた方が早いでしょう。
しかし、100台近い焚き火台が並んで火を噴く中でも、他の追随を許さない美しさと見た目のインパクトは、多くの来場者に脳裏に焼き付いて離れなかったようです。
重量や収納性、多機能性、扱う楽しさ、耐久性、そして見た目のカッコよさや渋さ。
焚き火台にも様々な見どころがありますが、焚火クラブでは色々捨てて一点突破!の潔い特化(?)型焚き火台が人気や注目を集める傾向にあります。

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SPIRALPITが重かろうがバラして携行できなかろうが、あまり重量などが気にならないオートキャンプや、あるいはご自宅のお庭で使用するなど、弱点がデメリットにならない環境であれば唯一無二の焚き火台になるでしょう。
特に、↑画像のように『自宅ではライトを入れてオブジェとして』使えば、家でも非日常感を演出できます。
その圧倒的なヴィジュアルで、メーカー側もたじろぐほど多くのお客様を惹き付けた魔性の焚き火台です。
 
 
@焚火クラブ実行委員会
NEXT EVENT▶▶『薪割クラブ 2025』2月22日(土曜)開催!

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